植物の一生を楽しむ庭づくり
と言う問いを
専門学校の生徒さん達に投げかけてみました
答えは「枯れた植物とガゼボや石塀のシャビ―シックな色合いとのバランスが取れていると思います」
と空間全体を捉えた素晴らしい答えが返ってきました
では住宅の植栽計画では花柄は残せますか?
との問いに「アナベルなら残せると思います」
アナベルはアメリカアジサイとも呼ばれ
ふわふわと優しい表情を見せる花房は周囲の草花とも合わせやすく
アジサイと違い新枝咲きということも人気の理由です
冬に剪定しても春に新しく伸びた枝に花芽が付くので毎年必ず咲くのです
そのことが一般的にも知られてきたと感じました
但しその他の植物については、、、
現在全国的に異常な暑さが続いており
一年草ですら枯れて育たない状況です
この先のガーデンデザインは持続可能な植物である低木や宿根草を取り入れていくことも必要です
植物は花だけではなく葉の形や色、花後の花柄や枯れた葉を造形的に捉え
お庭のオーナメントとして楽しめることを知って欲しい
そして今が大事な時期です
花柄を残すか残さないのか剪定する前に一度考えてみてください
残す場合は多少形を整えてることも必要ですし
植物によっては生育状の問題もあるので学びながら秋のお庭づくりを楽しみましょう